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休日の楽しみ!お菓子・お料理教室

 2013/08/14 農業体験 wwoof
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レネー

全然言語の分からない私に、レネーはいつも本当に優しく、涙が出そうなことがたくさんあった。

この日は、日曜日で農作業もなく、みんなでレネーに料理やお菓子作りを習っていた。

レストランを経営していたレネー。お菓子も得意だった。

これは“ギリシャ風ケーキ”。

バター

ガトー

ガトー完成

混ぜて型に混ぜて焼くだけ!

あまーいシロップに浸して頂く。見た目も可愛い。

そして、“鶏レバーのムース”も作って見せてくれた。

レバー作成中

 

レバー完成

日本で働いていたときにも、鶏レバーのムースって作ってたけど、作り方がずいぶんラフに思えた。

私にとってレネーが初めて接するフランス料理人で、衝撃的なことが多かった。

例えば、衛生面。キッチンにいる少しの虫や、部屋の片隅のクモの巣なんて、気にしない。

計量は、まぁまぁで大体。

包丁は全然切れない。

調理はとにかくスピーディー☆

 

そして、おいしい料理が生まれる。

いくつかのフランスのレストラン現場を経験してからの今でも思うけど、不思議。フランス人の調理過程って、ほんとに大雑把。

だけど時にすごく芸術的。おいしい。それが“才能”であったり、“素材を知っている”ということなのかもしれない。

 

でも彼女からは、無性に愛情を感じる。

それは特定の誰か、何かに向けられたものじゃなく、食材全てに、そして食べる人全てに対する、大きなもの。

何より料理が楽しくて、好きなんだってことが伝わってくる。

とにかくあたたかい。

 

そんな彼女の料理がおいしくないわけ、ありませんっ!!!

当時の私は南フランスでの仕事を探していて、足りない言語力でレネーにもそんな話をしていた。

畑中を案内してくれて、野菜について説明してくれたり、料理や仕事の話をしてくれたり。本当に感謝している。

それまで言葉は仕事の為の道具だと思っていたけど、彼女に出会って初めて“話をしたい”と心から思うようになった。

日本料理にも興味を持ってくれていたレネー。今度会う時には、私が日本料理を教えてあげられるようになりたい。

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